目次
理論武装をする人の決定的な弱点とは
2.過去のちょっとした成長を大成功と勘違いしている
3.代替え案を提示できない
4.誰でもできる批評しかできない
5.理屈と現実の違いが分からない
基本的に理論武装をする人は自分で何かを成し遂げるということよりも「自分を護る」ということに一生懸命です。
学歴優秀で頭の回転が速い人かもしれませんが理論武装をして行動ができない人は何の価値もありません。
生産性や合理性を解く理論武装者は行動するのではなく行動をする人の落ち度を見てそれを指摘するのが役割と思っています。
1.解決策の提案能力が極めて低い
理論武装者は今置かれている状況に対しての解説しか実はしません。
なぜかというと他人の指摘や自分の保護に目線が集中しているからです。
会議の時にやたらと指摘をする人がいますが、そういった人に「代替え案」や「解決策」を聞いてもまともな回答は返ってこないでしょう。
だって目線が過去を見ているので、未来のことを聞いても答えられるはずがないのです。
試しに他人のことを理論的に批判している人にこう尋ねてみてください。
「〇〇さんはこれから具体的にどうすればいいと思いますか?」この一言でその人を見極められます。
2.最後まで責任を取ろうとしない
理論武装をする人の特徴の一つに「責任を持つことを極度に嫌がる」傾向があります。
なぜかというと普段、理論武装をして相手を口撃している立場なのに責任を持つことで立場が逆転することを恐れているからです。
という事は責任のない立場からしか正論や理論を話せないのです。
正論を解かれる側に回る事で立場が弱くなり逆に理論負けしてしまうことが何よりも嫌な事なのです。
結果的にこのような人は仮に責任を持つ立場になったとしても、その責任に真正面から向き合うのではなく何かあったときの逃げ道を探すことを優先するので周囲が思っていたような成果を出す事は難しいでしょう。
なぜなら、スタート位置についた段階で向かうべきゴールが他人とは異なるからです。
3.正論なのに違和感のある話しかしない
理論武装する人の話には一見合理性や整合性を感じてしまうのですが現実に照らし合わせると殆どの内容が「絵に描いた餅」であることがあります。
それは「実体験による経験がないことを机上の空論で組み立てた話をする」からです。一度落ち着いて考えてみてください。
経験をしたことがないことや本やインターネットに書いてあることをあたかも自分が考えていることのように話す事は難しい事でしょうか?
私は「誰でもできる事」だと思います。
そして実際に理論武装者と対峙した言葉ある人は同じように思うでしょう。
ただ一生懸命、熱弁しているので水を差すことに気が引けただけだと思います。
こういた人には、熱弁が終わった後に一言言いましょう「そのあとはどうしたらいいでしょうか?」と。
その答えに具体性や現実味がある場合はその人はただの理論武装ではなく能力のある人だということがわかります。
反対にその後の話が不透明で非現実的なものであれば「一般の理論武装者」ということで相手にする必要はなくなります。
4.批判や批評が自分の仕事だと思っている
理論をグダグダいう人は意識の中で「自分は理論を展開することが仕事であり、それ以降は他の人のがやることだ」と思い込んでいます。
誰もが頭の中で思ったことを言わないだけで、それを口に出すことがとても優秀なことだと認識しています。
この状態がエスカレートすると自分のスピーチが快感になり、常時批評家モードで対峙してきます。
ワンランク下の思考で働くことが誰よりも優れた仕事をしていると錯覚しているので受け流して話を進めることが賢明です。
5.言葉に詰まると感情的になって乗り切ろうとする
理論武装者が敵わない人とは「経験をもとに将来の方向性を話せる人」です。
こういった人には理論武装は通用しません。
だって机上の空論を論じる人と過去の経験をこれからの方向性に応用して話す人とでは説得力が全く違うのです。
こういった空気になった場合、最終的には理論武装側は感情論に訴えることにシフトを切り替えます。
この段階で話は先に進む事はなくなります。
まとめ
対策方法は「相手にしない」ことです。
理論武装とははっきり言ってしまえば「誰でもできること」なのです。
でもあえてしないのはあなたが理論武装者よりも一つ上の階層で物事を考えているからです。
話の階層が違ければどんなに話し合っても噛み合うことがないので時間の無駄になってしまいます。
なので初めから「相手にしない」ことが最善の対応策ではないでしょうか。