「健康は食生活の改善から~」というフレーズは聞いたことないですか?
ただのキャッチフレーズと思っている人、侮ってはいけません。
人が健康であり続けるためには運動も大切ですがそれと同じようにして食生活も重要なのです。
今日は単なる食生活ではなく「スローフード」について記事をまとめてみました。
あなたの食生活を改善することでどんないいことがあるのか。読んでみてください。
目次
スローフード(slow food)とは
イタリア発祥の食に対する考え方の一種で1980年代中盤にローマにオープンしたファストフード(fast food)チェーン店に対してイタリアの伝統的な食文化が失われていくことへの危機感を感じた一部の人たちが「伝統的な食文化と生産者を守り、それを食べる人たちへ味の教育をしていこう!」という運動を始めたのがきっかけです。
さすがグルメの国イタリアらしい発想ですね。
この運動が世界的規模で認知されイタリアに本部を置く「スローフード協会」が設立されました。
日本では2002年頃から複数のスローフードに関わる運動をする団体が一般社団法人や非営利活動法人(NPO)という形で設立されています。
この運動は社会的な背景や健康を重視している人たちにはとても意味があり、単純に食文化を守るというだけではなくその食材を生産する農家やそれを口にする子供たちに伝統と健康を学んでもらうといった思想がふんだんに盛り込まれています。
スローフードメニューとは
スローフード のメニューは伝統料理や地産の野菜やお肉などを使ったものを指しますが、日本でいう郷土料理に近いものがあります。
それは煮物だったり味噌汁だったり漬物だったりします。そこに使われる食材は地元で採れた新鮮な野菜や魚や肉といったところでしょう。
これらの料理を子供たちに教え遺していくこともスローフードの考え方の一つでもあります。
現在、日本では健康ブームでスーパーフードやデトックス食材といった形で紹介されているものの多くはもともと一定の地域で食べられていた食材だったりもします。
例えば京都府富岡の「チョロギ」であったり糖尿病に効果がある「菊芋」だったり北海道に自生するサルノコシカケの一種(チャーガ)などです。
スローフード が私たちに及ぼす良い影響とはなんでしょう?
それは「健康」です。スーパーに行くと安い食材が多く売られています。
しかしその食品の多くは食品添加物を含むものや遺伝子組換え食品が大半です。
野菜も農薬が使われていたりお肉も「加工肉」と言い最近では発がん性の懸念があったりと健康にはなれない物が多く売られています。
無農薬栽培といっても国の定める基準値以下の仕様であったり、一部では使用の許可されている薬品もあります。
しかしスローフードに使われる食材は完全無農薬や採りたての魚などを使用するので安全性は高いと言えるでしょう。
今までカップラーメンやコンビニ弁当を食べて生活していましたが農業を始めてから自分で育てた野菜を食べるようになったところ風邪をひく頻度や肌艶が全く違うことを実感しました。
スローフードが食べられるお店
OVE(オーブ)
東京都港区南青山3-4-8 KDXレジデンス南青山1F
Cafe Slow(カフェ スロー)
東京都国分寺市東元町2-20-10
墨花居 (ボッカキョ)
東京都世田谷区成城6-5-34 成城コルティ4F