会社に勤め朝から晩まで働き週末は休む、こういった生活が当たり前の中で自分らしいライフスタイルと見つけることは難しいことです。
今の社会で自分の生き方や価値観を見出している人はどんな人たちでしょうか?
ある人は起業して資産を蓄え海外へ移住、またある人は今まで通りの生活で自分を満足させ、別の人は会社を辞め自分らしい生き方をするため敢えて田舎へ移住する。
今日はその中で、田舎へ移住しスローライフを送る人をテーマに記事を書いていきたいと思います。
数年前から注目されている「スローライフ」とは何でしょう?
そしてスローライフから得られるものとは一体なんでしょう?
スローライフとは
生活スタイルの一つであるスローライフはもともと1986年にマクドナルドがスペイン広場に出店したことに対する食文化への反発運動がきっかけです。
当時はスローフードを中心とした運動でしたがやがて食文化の思想から生活思想へ派生していき、このようなスタイルに変化していきました。
経済を支える大量生産やスピードが求められた生活から真逆のゆったりとした暮らしを提唱したのがスローライフです。
都会の社会環境ではなかなか定着できないことを理由に人の少ない時間に余裕を持てる環境である。
田舎で生活することが現在のスローライフの定義になりました。
スローライフのメリット
時間
スローライフで得られるメリットは何よりも時間ではないでしょうか?
太陽と共に起き太陽と共に寝る、人間の本来の生活スタイルかもしれません。
今までは朝早く起きることが辛いこともあったでしょう。
しかし、スローライフでは満員電車も出社時刻もありません。
自分のスタイルで生活することができます。
人間には体内時計がありこの体内時計が正常に稼働することで人間は健康でいることができるとも言われています。
時間とは有限なものであり巻き戻すことができないものです。
あなたの人生にとって最も有益な時間の使い方は何なのかを教えてくれるのがスローライフです。
作る
スーパーやコンビニに行けば何でも売っています。
しかし、それが添加物の入っている食べ物や人工的に作られた組換え食品であることは事実です。
しかし、スローライフの生活では自分で畑を耕してそこで野菜や果物を作ることができます。
季節の旬の野菜、自生するキノコやたけのこを採ったり、川魚を釣って食べたりもできます。
全てが自分の手で育てたり採ったものを食べることができます。
これは本当に贅沢なことであり、都会ではできないことの一つではないでしょうか?
繋がり
都会から田舎に引っ越して生活をすることは一人では難しいことです。
田舎では近所の人たちと協力しながら生活をしています。
スローライフを選んだあなたはその地域の一人でもあります。
今までは隣近所にどんな人が住んでいるのかわからないような環境で暮らしていたかもしれませんが田舎では違います。
その地域のコミュニティに加わりその地域の特性や気をつけるべき点などを共有してもらいましょう。
始めは不慣れなこともあるかもしれませんが始めはみんな同じです。
この地域の繋がりがとても温かく人と人とのつながりの大切さを教えてくれるでしょう。
自然との触れ合い
最近では木に登ったこともない、虫を触ったこともない子供もいます。
今の50代の人たちが子供だった頃とは大きく違います。
何よりも自然と触れ合う機会が減ってきているのです。
でも、スローライフは田舎で過ごすことであり=自然の中で生きるということでもあります。
畑を耕せばそこには虫がいます。川に行けば咲かない泳いでいます。
今の子供にとっては未知の経験ができることでしょう。
山に行けば鹿に出会い、場所によってはイノシシやクマが出るところもあるでしょう。
自然の中では気をつけなければいけないことも学ぶ必要はあります。
それよりも自然に触れ合いながら生活できることは都会で過ごすことよりももっと大切なことを知ることができるでしょう。
働き方
スローライフでの働き方は自由です。
制約はありません全て自分で決めることができます。
先日、静岡の田舎に取材で行った時に出会った人は元大手広告代理店に勤務していて転勤をきっかけに退職しこの地に引っ越してきたそうです。
元々自然の中で生活がしたいという気持ちもあったそうで、会社員で働いていた時よりも生き生きと生活ができているそうです。
仕事はリモートワークでプログラミングをして生計を立てているそうですが時間の合間に畑や家の修繕をして今までよりも体を動かすことが多くなりダイエットにもなったと笑っていました。
このように今までのスキルを活かした働き方や純粋に田舎で仕事を探して生活すると行った選択もあるので自分のやりたいことやできることで生計を立てることもできます。
ストレス
都会はストレス社会です。
田舎に住んだらゼロになると言ったら嘘になりますが、ストレスの大きさははるかに小さいものでしょう。
人の顔色を伺いながら会話をしたり、出世のために遅くまで働いて会社の歯車になることはないのでそういったしがらみにストレスを感じることは皆無でしょう。
何よりもありのままの自分で生きることもスローライフの大切なことの一つですので、ストレスの感じるようなことはやらなければいいだけです。
無理をせずゆったりと生きることにスローライフの本質があるのですから。
いかがでしたでしょうか?
スローライフはあなたの人生を充実させ人間の本来の在り方を教えてくれる生き方の一つです。
もし興味があれば一度そんな生活をしてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。