スキルをつけるためにあなたは最初に何をしますか?
参考資料や本を読みますか?
Youtubeで情報収拾をしますか?
それとも有料セミナーに参加しますか?
人それぞれ始めにやることは異なります。
正直いうと初めのうちは何をやってもいいと思います。
しかし、重要なことはその後の行動なのです。実際にインプットをした情報を自分なりに理解してアウトプットするときの環境と考え方が大切なのです。
もし、これからパソコンを使ったスモールビジネスや知識を売りにしたレクチャー系の特技を伸ばしていくのであれば「お金を使う」ことが大切です。
初めてのことをやるときに、安物のパソコンや知識を表現する環境をケチってしまうとその時点でスキルを高めることが難しくなります。
今日はスキルを高めるために、なぜお金を使わなければいけないのかをご説明いたします。
1.知識のインプット
例えば、カメラで収入を得ようとした場合、まず始めにどんな情報を集めますか?
私が初めてカメラに興味を持ったとき「カメラの種類」「レンズの種類」「静止画と動画のファイル形式の違い」「カメラの設定」「撮り方」などの情報を集めました。
「fps」や「シャッタースピード」「一眼レフとミラーレスカメラの違い」「mp4とmovの違い」など初心者でも理解できるような情報はyoutubeや書籍ですぐに集められました。
しかし、問題はその後だったのです。
いざ、インプットした知識をもとに実際に撮影に出かけてみると思うように写真が撮れないのです。
プロが撮るような写真が撮れないことを痛感した私は、インターネットにはない「コツ」があるのではないかと思い、写真の撮り方を有料で学べるセミナーやオンラインサロンに参加してみました。
案の定、ネットでは公開できないプロのテクニックがそこにあり、私の写真は格段と良い作品に仕上げることができるようになりました。
普段の私であればそこまで踏み込んでお金を使ったインプットはしなかったのですが、その時はどうしても仕事上の関係で撮影スキルを高める必要があったので渋々お金を払って情報を集めました。
このことは後になって気がついたのですが、プロが何かを教えるときに無料という概念はないのです。
当たり前かもしれませんが、その当たり前に気がつかず、無料で手に入る情報を時間をかけて探している人が圧倒的に多いのが現実です。
もし、あなたが何かしらのスキルを高めて収入を得たいのであれば、インプットにかけるお金は必要経費と考えることが大切です。
2.環境
スキルを高めるために情報をインプットしたり、作業をするためには「環境」が必要ですよね。
あなたはどんな環境でそれを行いますか?
自分の部屋なのかスターバックスなのか人それぞれ違いますよね。
でもこの作業をする環境がスキルを高めるために必要なことなのです。
私は初め自宅のリビングで作業をしていました。
生活感に溢れた環境で画像の編集や英会話の勉強、Adobeの使い方などを学ぼうとしました。
でも、毎日仕事から帰るとカメラにも触らない、パソコンの電源も押さない日が続いたのです。
要するに、作業をしたいと思える環境ではなかったのです。
作業をすることを習慣化させるためには「視覚のセルフマネジメント」が重要です。
簡単に言うと、創造性を掻き立てる環境に身を置くことが大切ということです。
なので私は生活空間と作業空間を分けられる家に引っ越しをしました。
そして作業机や椅子にも気を使い玄関に入ったら真っ先に作業部屋に行きたいと思うような環境を作ったのです。
今では、帰宅後4時間は作業部屋にこもっています。
仕事で疲れていてもよっぽどのことがない限り、作業で疲れるということはありません。
なぜならその空間がとても心地の良い環境になっているからです。
先行投資にはなりますがこういった方法でスキルを高めることもできるのです。
引っ越しが難しいのであればお洒落なレンタルオフィスでもいいかもしれません。
とにかく創造力が高まる環境を作りましょう。
3.設備
パソコンでもカメラでもスペックの良し悪しがあります。
とりあえず何かを始める場合でも設備にはこだわりましょう。
ネット直販で売っている6万円程度のパソコンを買ったり、中古の一眼レフでカメラを始めることはオススメしません。
なぜなら、安いパソコンは起動時間もかかるし、作業時のロード時間も長いのでそれだけでストレスを感じていつの間にかパソコンの前に座ることすら嫌になります。
カメラもある程度のものではなく、自分の撮りたい写真や動画にあったカメラを買うことが重要です。
私自身、始めた時はMacbook airの一番安いモデルを買って、カメラはCanonのX7iをヤフオクで3万円で揃えました。
結果として時間とお金の無駄になったことに気がついたのは2ヶ月後のことです。
その2ヶ月間で私がパソコンやカメラを触った時間は10時間程度だったのです。
理由はパソコンの待機時間の長さとフルサイズの一眼レフよりも画質に不満があったことです。
3ヶ月目にはこのままではいけないと思い借金をしてハイスペックのiMacとフルサイズの一眼レフを購入していました。
(レンズも買い直し)スキルアップにエンジンがかかったのはその後からでした。
作業していてもストレスは感じない、画質も十分な写真が撮れることで探究心や向上心がアップしました。
プロの料理人や美容師が包丁やハサミに大金をつぎ込むかのように、プロとして何かを始めるときには「ある程度の設備」ではなく「最高の設備」で始めることがスキルアップのスピードを高めるきっかけになります。