働き方改革の影響や消費税の増税の影響により私たちのお財布は圧迫され続けています。この現状を脱却すべく多くのサラリーマンたちが「副業」を始め、そして失敗しています。
その人たちの多くが今のスキルレベルのまま挑戦して時間と労力に見合わない収入にメリットを感じられず、また元の状態に戻ってしまいます。そしてこれからもそういった人たちが後を経たないという状況が続くでしょう。
今日は副業歴5年以上の人たちに聞いた2020年やってはいけない副業を5つご紹介します。この副業に関しての基本認識は一つです。それは費やした労力と時間が報酬に見合っているのか? ということです。
1.ポイントサイト・モニタービジネス
ポイントサイトによる副業はネット上でも多く取り上げられています。でもあなたの周りで「ポイントサービスで毎月安定してお金が入ってきている人はいますか?」 恐らく答えは「いません」でしょう。なぜなら、手のつけやすいポイントサイトやモニタービジネスは現金レートが0.1円〜になっているのでかなりの時間を費やさないと求めている金額までは達しません。
その結果、本業のスキマ時間まで使わなければいけない羽目になります。また、単価の高い「座談会」形式の場合、平日日中の時間指定や途中退席などが許されないケースもあるのでサラリーマンには不向きです。私の知っている範囲では始めてから辞めるまでの期間は9割が「1週間以内」でした。なぜなら、手間がかかる割に報酬が低いからです。
もちろんこのビジネスモデルを批判しているわけではありません。趣味程度に楽しむ分には面白いかもしれないです。しかし、ガチで副業をしたい人にとっては物足りないかもしれません。
2.クラウドソーシングでの執筆・ライティング
初心者歓迎や簡単モニターなどで記事の執筆代行などのクラウドソーシングが増えています。個人的にはお勧めできる部分とできない部分があると思っています。それは「文字単価」です。以前までは一文字あたり1.2円〜1.8円くらいの一記事/2000文字程度の案件がたくさんありましたが、現在では応募者が増えてしまったため文字単価の価格崩壊が起きています。
単価の低い案件では「文字単価0.3円」もあるくらいです。なぜなら、「その金額でもやる人がいる」ということが問題なのです。しかし、一度下がった市場単価を上げることは至難の技のため、特別な経験やスキル(翻訳や権威性)がない限りは稼ぐのは難しい状況だと思います。
本当に文字を書くことが好きで、ただでもやりたいと思うのであれば良いのですが、毎月3万円稼ぐのにもかなりの労力と時間を費やす必要があります。
3.深夜・早朝のアルバイト
昔の副業のイメージは深夜・早朝のアルバイトでしょう。本業がある方はこれこそやめたほうがいいです。若く体力があるのであればいいのですが30代以上の人がこのパワープレーをすると体調不良で倒れるか、本業が疎かになり大きなミスをしてしまうでしょう。
人の体には限界があります。「若いときに無理が祟った」とか「頑張りすぎた」ということで歳をとってから大きな問題になりかねません。数十年前であればインターネット空間も整備されていないのでネットで稼ぐことはできなかったのですが、今はたくさん方法があります。
なので時代にあった副業を探すほうが自分の体と家族のためです。お金もスキルもなくて焦ってしまい、短時間アルバイトで確実にお金を手に入れたいという気持ちはわかりますが、この働き方は何年も続けられるわけではないので冷静になって考えましょう。
4.FX・株などの投資系
金銭的体力がない人が投資系ビジネスにお金を投下すると奇跡が起きない限り「全財産を失う」ことになります。なぜなら、「裸で戦場に行く」こと「ヒノキの棒でエスタークを倒そうとすること」と同じ行為だからです。中には「FXはロスカットができるから大丈夫」なんていう人もいますがそれって「損する前提の考え方」ですよね。
また取引自動化のAIソフトやツールを販売しているのも見かけますがそれらは「ソフトを売るのが目的で買った人を儲けさせることは目的ではない」のです。本当に買った人を儲けさせることが目的の商品であればテレビや冷蔵庫などと同じように「保証」をつけます。だってそれが本当だったら「保証」をつけたほうが売れますから!それをしないということは、これ以上は説明しなくてもわかりますよね。
もしそれでも投資系で稼ぎたいならまずは「お金の知識」高めるために「お金の学校」にいくことです。学校はオンラインもあるので都内に住んでいない人でも受講できます。ちなみに私は「不動産投資」のセミナーに出たことがありますが教えられる情報はかなり有益でした。
流れとしては、お金と時間を無駄にしないようにまずは書籍を読んでみる「お金の教養」という本がお勧め、お金の学校は東京・大阪・ニューヨークに展開している「ファイナンシャルアカデミー」がトップクラスのお金の学校です。この学校は講義の後の無駄な不動産投資営業などがなく純粋にお金についての勉強ができる学校です。
5.動画配信「youtube」
今流行のyoutubeこれは良し悪しではなく、かなりの覚悟と継続性がないと収益化はできません、撮影や動画編集をする時間、定期的に動画をアップしないとサイト内SEOが弱くなる。視聴者が求めている内容の動画コンテンツを企画する発案力とマーケティング能力が必要です。
生半可なことでは1円も稼げません。しかも、広告がつけられるチャンネルは登録者数1000人以上や過去12ヶ月間の総再生時間が4,000時間以上などの規約があります。それに広告の出し方やタイミングなどのアドセンス設定、たくさんの知識が必要になります。
こんな時間をサラリーマンが確保できますか? できるのであればやったほうがいい、でも不安であればやめたほうがいい副業ビジネスです。
6.だったら何をやったら良いの?
できないことや、やならなほうがいいことはご理解頂けたと思います。では、「何をやったらいいの?」って思いますよね。この話の大前提は「自分だけのスキルを身につけてから副業を始める」ということです。なせなら「誰でもできることはすぐに代わりが見つかる」なので単価が安く、パフォーマンスが悪いのです。
であれば自分ができる範囲を広げてそれをセールスポイントとして相手に売り込むのです。例えば、画像加工やイラスト、翻訳や写真撮影などです。これらは手離れが良く納品した商品のクオリティによっては再依頼が来ることもあります。
そしてどのプラットフォームも介していないため報酬はダイレクトにあなたの口座に入ってきます。やり方はスキルを身につけたら、ポートフォリオを作成して、働きたい業界のリストをネット検索で自前で作ります。そしてその企業に「リモートワーク希望」とタイトルにしてメールを送りまくります。1000件くらい送れば2~3件は返信をくれます。これを繰り返しながらスキルを高めることで時間の無駄のない「副業」ができるようになります。