退職代行というサービスをご存知ですか?
日本人の特徴に合わせたサービスとして注目を浴びています。
この退職代行サービスとは本人に変わって退職の意志表示及び退職までを一貫して代行をするといったサービスです。
気になるのがこの退職代行を利用することでのメリットをデメリットです。
今回は退職代行サービスを利用するにあたってのメリットをデメリットを記事としてまとめてみました。
目次
退職代行を利用するメリット
退職代行のメリットとしては辞めづらい環境の会社に対して自分の代わりに退職の意志表示や手続きをやってくれるところにあります。
多少の費用がかかったとしてもその環境から抜け出すのであれば十分にメリットはあると思います。
そしてあなたの大切な時間の浪費を未然に防ぐことにも繋がるので私自身は肯定的な立場でこのサービスを捉えています。
そもそも近年、同じ会社で長年勤める就業のスタンスから自身のキャリアアップのために転職を重ねるスタンスへ移行していっているのも現実としてあります。
しかし、先ほどの退職代行を利用する理由に挙げたように常識はずれのことがある会社では恐らく普通には辞めることは難しいでしょう。
それを踏まえて退職代行を利用しないと辞められない会社であればそこで務めても自分にはメリットはないように思えます。
それであれば退職代行というサービスを使ってでも早急に転職をしたほうがいいのではないでしょうか?
今自分の置かれている環境というよりも、これから先のあなたの将来を考えても同じことが絵言えると思います。
なので、もし退職の希望を受理してもらうことが難しかったり、会社に行くこと自体に支障があるのであれば退職代行で代わりに面倒なことをやってもらうほうがいいですね。
1.入社時に聞いていた条件と違う
求人内容や面接で聞いていたことと実際に働いた後との話に相違があることは実は少なくないのです。
私の経験として「うちは基本的に残業はない」「やることをやれば帰ってもいい」などと言う経営者や面接担当者はいました。
これらの言葉は裏があり、この言葉の本意としては「基本的に=忙しい時は別」「やることが終わらなければ帰るな」と言う意味です。
経営者からすれば「結果を出さなければ雇った意味がない」「給料を払っているのだけらその分は働け」と言いたいのでしょう。
おそらく働いているご本人もその意味を入社した後に気がつくでしょう。
しかし、これは一概に経営者の言い分が正しいわけではないのです。
一言で言ってしまえば「決められた時間内に利益の出せないビジネスモデルを生業としてやっている経営者にも責任がある」のです。
なので入社時に聞いていたことと相違があることで退職することは悪いことではないのです。
2.退職をすることで周囲に迷惑がかかると思いなかなか言い出せない
「周囲に迷惑がかかるから退職したいと言い出しにくい」と感じている方のいる会社では社員が突然会社に来なくなることが度々あると思います。
一見異常な会社ですが、私が務めていた会社ではまともに退職届を受理されて辞めた人はほとんどいませんでした。
辞めたいと思ってもの周りに迷惑がかかると思い辞めることを躊躇した経験があります。
その当時、退職代行サービスがあればよかったなぁと思うくらいです。
実際、辞めると周囲には多少なりとも負担はかかりますが会社が潰れるくらいの負担にはなりません。
本当に潰れてしまったらそれはあなたの責任ではなく「会社の最高責任者である社長の経営能力の問題」でしかありません。
3.上司に退職を認めてもらえない
「退職届を出しても受理されない」今思えばありえない話でしょうが「会社は退職を拒否することはできません」それを会社はあなたが知らないことをいいように退職を拒んでいるだけです。
もしくはあなたが優秀なため手放したくないからです。
しかしほとんどが前者のように「職業選択の自由」をあなたが知らないことを逆手にとっているケースが大半です。
そしてもしあなたが入社時に不利な労働契約を交わしていたとしても、今の法律は比較的、労働者を守るように作られているので極端な労働契約を交わしていたとしても裁判で覆るケースもあるのではないでしょうか。
4.長時間の拘束時間と上司や同僚との関係が良くない
拘束時間が長く、その上職場の雰囲気も良くないとなると辞めたくなりますよね。はっきりいって辞めたほうがいいです。
あなたの人生はその会社で働くことが目的ではないはずです。
拘束時間が長くてもその分給与が出るのであればいいのですがそういった会社はサービス残業でしかないはずです。
人は環境に順応する生き物ですが、ここでいう「順応」はとてもいいとは言い難いのもです。
退職代行を使ってでも早く辞めたほうがいいでしょう。
退職代行を利用するデメリット
では退職代行を利用するデメリットはないのでしょうか。いくつかデメリットを上げていきたいと思います。
1.費用がかかる
私の調べでは最安が30000円~になっており精神的な負担から考えると高すぎるわけではないような印象があります。
自分で会社を辞める場合はお金がかからないということでデメリットの一つとしてカウントします。
注意点は総額でいくらかかるのかを依頼する前にしっかりと確認したほうがいいかもしれません。
中にはオプションを用意して単価を上げてくるところもあるようなので。
2.退職代行会社をしっかりと見極める必要がある
対象の企業とのトラブルが起きた際に、顧問弁護士をしっかりと用意している代行会社でないと、下手に会社を刺激して話の収集がつかなくなるのではないかと感じました。
顧問弁護士がいない代行会社はトラブルになった時に法的根拠をもとに交渉をすることが出来ないケースがあるようなので要注意です。
3.退職する職場の人との人間関係は保てない
まだ、退職代行という仕組みは世間的に見て一般的ではありません。
そんな中であなたが代行会社を利用した場合、同僚や上司はどう思うでしょうか?
恐らく良い印象は持たれないと思います。
よって退職後にその会社の人たちとの人間関係を保つことが非常に難しいことになります。
補足
実体験で退職の希望を伝えたら「損害賠償を請求する」と言われたことがあります。もし、このような言葉が会社側からでたとしても焦らないでください。
なぜなら労働基準法にしっかりと定められている文言があります。それは
「使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。」
(労働基準法第16条)
もしこのような発言が会社側からあったら退職代行会社、弁護士(法テラスなどの無料相談)労働基準局へ確認したほうがいいでしょう。一人で悩んでいるといつまで経ってもその会社を辞めることが出来なくなります。
こんなことも含め今の時代は退職代行業という新たなサービスは必要なのかもしれませんね。
仕事とはあなたの人生の一部でしかありません。
そこにエネルギーを費やすよりも次の転職先で自分の能力をいかに発揮できるか、どんなキャリアを積めるかについて考えたほうが建設的かと私は思います。
もし、今退職について悩んでいるのであれば一度、退職代行会社へ相談してみてはいかがでしょうか。
ちなみに私のオススメはこちら退職代行「ニコイチ」さんです。