つい先日、祖母が亡くなりたくさんの大切なことに気がつきました。
自分が歳をとり、人生の終わりを迎えようとしたときに、「私は子供に何を遺せるだろう」と考えるきっかけにもなりました。
大切な人に遺せる事とは、とても限られていて普段から意識していないと遺せないモノでもあります。
今日は最後のときに後悔しないために「子供に遺してあげられる5つのこと」をまとめていきたいと思います。
もし読者のあなたがまだお若くお子様も小さいのであれば尚更この記事を読んでいただきたいと思います。
1.財産
子供に遺せるもので明確にわかるものは「財産」です。
それは現金や土地、有価証券などです。
これは一番わかりやすく相続により子供が受け取る権利を有します。
この他には保険金の受取人をお子様にしていたりすることで財産以上のものを子供に残せる可能性もあります。
「お金よりも・・・」という方もいるでしょうが、現実的に考えてお金や財産もあったほうがいいですよね。
2.想い出
親を亡くした子供が親を思い出すときは両親との想い出です。
幼い時に背負ってもらった背中や誕生日に初めてもらったプレゼントなどを私は思い出します。
こういう風に子供は親との良い想い出を亡くした後も想い出します。
生きているうちにどれだけ子供との距離を縮めて想い出を作っていくのかはとても大切なことだと思います。
大金を使って旅行に行ったり、豪華なご飯を食べに行ったりすることではありません。
同じ食卓でご飯を食べて、一緒に遊ぶだけでも子供はあなたのことをしっかりと良い親として記憶しています。
嫌な出来事よりも父や母が笑顔でいる時の記憶の方が鮮明に覚えているものです。
そして子供が親になった時に同じように自分の子供に接することになるでしょう。
良い記憶を次の世代に継ないでいくことも親のできることではないでしょうか。
3.特技・才能
子供は才能豊かです。
いろいろなことをすぐに吸収していきます。
あなたはお金以外にも子供に残せることがあります。
それは子供の才能をいち早く見つけ伸ばしてあげることです。
子供の才能を見つけるためにはよく観察をしなければいけません。
行動の共通点であったり、不得意なところであったり(不得意なことに実は長所が隠れていることもあるんです)
無意識に没頭していることであったりと目が離せません。
絵を描くことは得意であれば将来イラストレーターになれますし言葉を話すことが好きであれば噺家にもなれます。
運動が好きであればスポーツ選手、料理が好きであれば料理人など子供の興味が一生を助けるスキルにつながります。
どんなことでも子供には十分な可能性があります。
その特技を伸ばせるか伸ばせないかは親であるあなた次第です。
そして将来子供が自立する時にその努力が実を結ぶでしょう。
時間はかかりますが私は財産よりももっと価値のある「子供に遺せるもの」の一つだと思います。
4.考え方
考え方とは抽象的な表現ですが具体的には「モノや人に対しての考え方」です。
子供は親の背中を見て育ちます。
それは親の気配りや心配り、お金の使い方やお金に対しての考え方です。
買い物に行った時に「ありがとうございます」と子供に言わせようとする親がいます。
こういった行動も良いのですがもっと良い方法は子供の前で親であるあなた自身が「ありがとうございます」と言っている姿を見せることです。
順番を待っている時にイライラしながら腕を組んでいると子供もそれを真似します。
汚い言葉を使えば子供の言葉使いも汚くなります。
全てあなたの鏡です。
そしてそれは行動だけではなく考え方にも影響します。
人に嘘をつく親であれば子供も嘘をつくことに罪悪感を感じません。
逆に嘘をつかずに正直な姿を子供に見せていれば素直な子供になります。
人に対しての接し方そのものがあなたの生き写しになります。
子供が大人になり社会に出た時にそれが大いに影響します。
5.世界観
私は中学生の頃に「身の丈にあわないことはするな」、「お前には会社の社長になることは無理だと」いうことを親に言われて育ってきました。
当時、私は自分で会社を立ち上げ経済的な不安から解放されたいという気持ちが強かったのです。
しかしその考えが親の世界観からはみ出していたので余計に引き止められたのではないかと考えています。
しかし、いま私が親になって子供がその時の自分と同じことを言ったとしたら私はこう言うでしょう。
「チャレンジしなさい」「そう思うなら今すぐにでも行動をするべきだ」と。
そして私は子供の目標について子供以上にそのことを考え、いつでも子供をサポートできる体制を作ることをするでしょう。
子供なのでやりたいことはコロコロ変わるかもしれませんがそれでも私は行動すると思います。
なぜなら親の世界観で子供の将来の選択肢の幅が大きく変わることを私は知っているからです。
この世界観は人生観にも直結しており親が子供に残してあげられることの最大の財産であると私は考えるからです。
いかがでしたでしょうか。「子供に遺してあげられる5つのこと」
これらは私自身が経験をしたことや周囲の人たちの行動を観察した結果をもとに記事を書かせていただきました。
親であれば子供に多くを遺してあげたいという気持ちはごく自然なことです。
あとは行動をするかしないかの至ってシンプルなことではないでしょうか?