今日は「共同起業で絶対にやってはいけないこと4選」を記事にしたいと思います。
まず、誰しも夢を見て起業をしますよね。
それはお金持ちになりたい、自分の人生をコントロールしたい、人とは違った生き方をしたいなど様々だと思います。
そして起業のアイディアを考え実行に移すのです。
しかし、中には自分一人の力では会社を運営できないビジネスモデルのため共同で事業を始める人がいます。
実はこのパターンは案外多いのです。
メンタル的にも一人で起業するよりも初めから同じ志をもつ仲間と仕事をするので安心感もあるでしょう。
でもその裏側にある絶対に注意しなければいけないことに気付く人は少ないのです。
絶対に注意しなければいけないこととは大きく分けで4つあります。
代表取締役以外は連帯保証人になるのは危険!
会社を始める時、報酬を決めることはもちろんすると思います。
しかし、出資金の割合や責任分担までキチンと話し合っていますか?
一般的には「会社のトップ」つまり代表取締役社長を選出しその他の取締役員を決めます。
そのあと役員報酬、業務分担等を決めるのですが、問題はここの各々の責任の範囲です。
ビジネスを始めるにあたって事務所の賃貸契約、電話やインターネット回線の契約などをするのですが、
中にはリスクを恐れこの契約関係の名義や連帯保証人などを代表取締役ではない別の人に契約させようとする人もいます。
ビジネスがうまくいっていれば問題はないのですが10年に9割の会社が倒産する時代です。
必ずうまくいくという約束はどこにもありません。
そして大半の会社が倒産する流れとしては
1.借入をして資金ショートを起こす。
2.個人の貯蓄を切り崩してその場を凌ぐ。
3.さらに間に合わなければ、さらに個人で借金をする。
4.その時点で倒産をさせる。
その時にはすでに使えるお金は残っていないのです。
そうなると事務所の家賃はどうなるでしょうか?
もちろん払えなくなっていますよね。
ではそうなったら誰が責任を取るのでしょうか?
それは連帯保証人です。
もしあなたがただの役員なのに事務所の賃貸契約の連帯保証人になっていたらどうでしょう。
いきなり何十万円という請求が個人に降りかかってきます。
そうなると他の人たちは大抵助けてはくれません。
なぜなら他の役員たちもお金がないからです。
ここまでくるともう誰のせいにもできません。
当初の時点でハッキリと話し合いをしていなかったあなたに非があると周囲に判断されます。
これ以外にも携帯電話の契約名義やインターネット回線名義など細かいものが沢山あります。
チリも積もれが結構な金額なってしまって目の前が真っ暗になります。
なのでこういった状況も想定ししっかりとした話し合いをすることをオススメします。
なぜならこれは私の経験した実話だからです。
口座管理を一人に任せるな!
起業したばかりの時は売上重視で経理を後回しにすることがあります。
そこに隙ができます。
それは会社のお金を私的に流用できる環境ができてしまうことです。
よくニュースで「◯◯株式会社経理部長が横領で逮捕されました」なんて記事を目にしませんか?
実は会社のお金を横領することは小さな会社であればできてしまうのが現実です。
個人お金の額と会社を運営する金額は全然大きさが違います。
これに目が眩んでキャバクラに行ったり愛人にプレゼントを買ったりなど、個人的な欲に溺れてしまう人もいるのです。
そして気が付いた時は会社の口座はゼロになっているという始末です。
宝くじに当たった人が人生を狂わすという話を聞いたことはないですか?
これは自分のキャパを超える「お金」手にした時、欲が暴走して気が付いたら自滅しているというのと似た現象です。
ただしそのお金が会社のお金ということです。
なのでキチンとした資金管理ができるまで定期的に会社の通帳を役員全員で確認し合うことをオススメします。
これは会社設立時にルールとして決めた方がいいですね。
売上見込みを信用するな!
仲の良い関係からの起業の場合、通常よりもお互いの信頼度が高いので一つの嘘や偽りがまかり通ってしまうケースがあります。
これは大きなズレを起こす原因です。
売上見込みと実際にあるお金は別物です。
しかし、実際にそういう状況になると人は仲間の言葉を信じてしまいます。
そんな時は心を鬼にして「いつ入金されるのか?」「それまでの運転資金をどうするのか?」など現実的な話をすることが必要です。
人間関係の中には言いづらい人もいるでしょう。
であればなおさら今回は別です。
何よりもあなたの生活がかかっているのです。
しっかりと話し合いをしましょう。
それでも明確な回答がない場合は見込みがないと判断し別の案件に着手した方が賢明です。
酒癖の悪い人やすぐに感情的になりすぎる人とは組むな!
こういった人は基本的に怖いです。
人格的なことではなく問題を起こす人に多い傾向があります。
お金の使い方や取引先とのトラブルなどに原因になることもあります。
話は少しそれますが人との話し合いの場面でそれまでの話をひっくり返す方法があります。
それは感情で話すことです。
そうなると自分本位な思考になり常識を度返しした理屈を展開するのです。
そうなると話し合いはできなくなり、周囲は心理的にその人が言っていることが正しいと錯覚すらすることになるでしょう。
こういうことをする傾向もあるのです。
酒癖の悪い人やすぐに感情的になりすぎる人全てが悪いとは言いませんが傾向としてそういう人がいるので私はそれがわかった時点で組むことをやめますね。
番外編 Yes MANになるな!
なんでもかんでも「YES」とは言わない方がいいです。
起業をするとたくさんの人と出会います.
その出会う人たちはあなたと同じ経営者でしょう。
しかし中にはガンガン攻めて商品を買わせようとする人や、安くあなたからサービスを提供させようと目論む人もいます。
初めのうちは新鮮でその人たちの話を目をキラキラさせて聞くかもしれません。
しかし、その先に待っているのは売り込みや値切りです。
なので「YES」という答えを出す時は慎重になりましょう。
いかがでしたでしょうか。
「これは違うと思う!」や「こんな人はは現実にはいない!」と思う方もいるでしょう。
しかしこれは全て私の現実です。
現実にはこういう人もいるのでビジネスを共同で始める時は十分に注意してください。
私自身はこういう経験をしてきたので共同でビジネスをする時は別の収入源を確保してからおこなうようにしています。