1,遺言書
自分が亡くなった後に親族が財産について争うことは避けたいですよね。
過去10年間で遺言書を遺す人の割合は65歳以上で1000人に3人と少ないようです。
しかし人が亡くなることで大なり小なりお金は動きます。
金額の大小に関わらず、遺言書を残すことであなたにとっても家族にとっても精神的な負担は軽減できるのではないでしょうか。
遺言書は書き直すこともできますし、いつ書かなければいけないとかの決まりはありません。
あなたが健康なうちに専門家に相談しながら情報を集めるところから始めてみてはいかがでしょうか?
2,保険関係資料
今はたくさんの保険会社が存在し複数の保険に加入している人は少なくありません。
中には自分がどこの保険会社でどんな補償内容で加入しているのか把握していない人もいます。
私自身この記事を書いている最中に加入している保険会社と補償内容の書かれている証書を探しました。
記事を書いている私でも自分の保険内容を把握していないこともありました。
自分が把握していないことを親族が把握することは難しいことです。
今のうちに加入している保険会社の一覧と補償内容の書いてある保険証書などを整理して一箇所にまとめて保管したほうが賢明かと思います。
3,デバイスに保存されているプライバシー
この記事の中で一番大切な項目だと私は思っています。
パソコンが一般的でない時代であればこの項目は不要でしたが、今は一人1台携帯電話やスマートフォンを持っている時代です。
そしてパソコンやタブレットも持っている人は多いと思います。
それらのデバイスには多くのプライバシーが保存されているでしょう。
いくら家族でもその個人のプライバシーを覗かれるのはやましい事がなくても嫌ですよね。
ましてや今はクラウドストレージを利用している人もいます。
クラウドストレージとは簡単にいうと「インターネット上にある、あなた専用のデータ保管スペース」のことです。
最近のスマートフォンは自動的にクラウドに保存される機能がついているものもあるので知らないうちにデータがクラウド保存されていたということも考えられます。そして問題は「パスワード」です。
何をするにもパスワードの設定が必要なのはご存知ですよね。
買い物するにも趣味のサイトに自分のページを作るにしてもパスワードが必要です。
そのパスワードはきちんと保管されていますか?
実は結構、パスワードの保管を疎かにしている人は多いのです。
「なんでもかんでもパスワードって!」と思っている人は多いと思います。
しかし、自分に万が一のことがあった時も想定してパスワードの整理と亡くなった後のデータの処分方法などを遺言書や遺書に記載することも有効かと思います。
もしくは現在使用していないサイトなどを解約・閉鎖しておくのもいいと思います。少し手間ですができるうちにやっておいたほうがいいでしょう。
4,誰にも話していない秘密
誰しも秘密はあります。
しかし、あなたが亡くなった後に誰かに影響がある秘密であれば打ち明けるか書面に残すかの方法をとった方がいいでしょう。
その秘密がもしも認知していない子供がいたり、借入の連帯保証人になっていたりという場合であれば尚更です。
あなたが亡くなった後のトラブルを未然に防ぐためにも何らかの対応はしておいた方が良いと思います。
私も実は・・・ここでは書けませんが秘密はあります。
私の場合は信頼する相続人以外の人と私が亡くなった時に対応してくれる専門家に一通りの秘密と経緯と対応方法を依頼してあります。
完全ではないですがトラブルは起きないようにと心がけています。
5,BUCKET LIST(バケットリスト)
「バケットリスト」とは簡単にいうと「死ぬまでにやりたいことリスト」です。
誰でも死ぬ間際に後悔することがあります。
それは生きているうちにやりたいことがあったということです。
健康な生活をしたかった、生きたい場所があった、子供とこんなことを話したかったと様々あると思います。
それを今のうちに「リスト化」してみてはいかがですか?
そして少しでも行動してみてはいかがでしょうか。
後悔のない人生を送るためにも良い方法だと私は思っています。