「自分の可能性を信じる」とか「自分は将来成功する」などのポジティブな思考を持つことで成功の道を辿れると信じている人は成功をすることはありません。なぜなら自分のことを過大評価することで本来やるべきことを疎かにしてしまい、誰でもできる努力しかしなくなるからです。では本当に成功する人はどんな人でしょうか?今日は成功の近道を辿りたければ自分の可能性を信じないことが一番早いことについてまとめていきたいと思います。
1.自分の可能性を信じる事で生まれる歪み
自分を信じることはとても大切ではありますが「可能性」を信じてはいけません。自分の可能性を信じてしまうと行動が「受け身」になってしまうからです。今読んでいる人の中にはこのことに異議を唱える方もいるかもしれませんが、自分の可能性を信じて成功を収めた人とは成功した後に「自分には成功する可能性があった」という結果論なのです。
現在進行形で自分の可能性を信じて行動している人は余計な思考が頭の中にあるため100%目的のために思考を費やしていないのでパフォーマンスが上がりません。なので成功、目的を達成するまでは自分の可能性を信じることはやめた方がいいでしょう。ポジティブに思える思考の裏側には自分を怠慢にさせる側面もあります。今日中に記事を完成させなければいけない、ホームページを納品しなければいけない時に「自分の可能性を信じているからこのくらいでいいか!」などと心の弱い部分に入り込んできます。
そしてあなたの成功をより遠ざける思考になってしまうのです。結論としては「自分の可能性を信じる」ことは「自分の弱さを誤魔化すために都合のいい思考」になってしまうのです。なのでこれから何かを成し遂げようとしているのなら成功するまでは「自分の可能性を信じない」方がより成功するスピードは上がります。
2.成功する人は自分の可能性を信じていない
成功する人の頭の中には「自分の可能性を信じる」という思考は存在しません。なぜならそんな思考を持つくらいなら現実的に成功をするための知識や行動をした方が有効だということを知っているからです。頭で考えているよりも技術や知識をより多くインプットとアプトプットをするために思考を持つ方が圧倒的に必要なのです。それは「効果的な努力」しかないのです。
資産家の家や起業家の家庭で生まれ育った人であれば普通の努力で効果を出すことはできるかもしれませんが、なんの資産もない平凡な人であれば「0から1」へ、そして「1から100」へ変えていく必要があります。そのためには「効果的な努力」をしなければいけません。しかも平凡な環境では「効果的な努力」がどういった努力なのかがわからないことが多々あるため、時間もかかります。そんな状況で「自分の可能性を信じていたら」何年経っても成功するはずがありません。
結論としては「可能性を信じても成功はしない」「成功するための唯一の方法は効果的な努力しかない」ということです。これを理解しているから平凡な人が成功を収めることができるのです。
3.何度も同じ失敗を繰り返す人は自分を過大評価している
何度も同じ失敗を繰り返す人は、なぜ失敗したのかを理解しないまま新たな事へチャレンジし始めます。そして失敗のスパイラルにドハマりします。私はそういった人間でした、ビジネスを立ち上げても1年も持たないことが何度もありその都度「次はなんとかなる」と借金まみれの中でそう思っていました。
しかし、なんの根拠もない状態で成功するはずはありません。私は起業、倒産を3度経験しました。どれも似たようなことが原因で廃業に追い込まれました。4度目にしてようやく気がついたことが今の会社での基盤になっています。それは「自分ができないことを人にやらせない」「自分は何もできないからできるようになるために努力をする」「人からいいねって言われる仕事をする」をいう3つのことを念頭に置いて仕事をしています。
綺麗事かもしれませんが自分を前に進めるためにはそれは必要なことなのです。そして根本的には「自分を過小評価する」ことで乗り越えなければいけない壁にぶつかった時に迷うことがなくなりました。逆に自分を過大評価していると問題解決する時、楽天的な思考で「なんとかなる」「どうにかなる」という考えで間違った方向へ進んでしまいます。それを未然に防ぐために「自分を過小評価」するのです。
4.成功者の名言は読んでもプラスにはならない
ネットでも書籍でも偉人の名言集などを見かけることがあります。私も若い時は日本の有名企業を育てた経営者や哲学者、思想家の名言を読みあさっていました。少し博学な人と話す時はその人の口から名言集が飛び出して関心をしたこともあります。
しかし、数々の失敗を繰り返していくうちにそういった偉人たちの名言は自分にはなんの役にも立たないことに気がつきました。それはなぜか?答えは簡単でした成功者の言葉は成功した人にしかわからないということです。成功していない私がその言葉を理解しようとしても成功自体経験していないので本当の意味がわかるはずもないのです。
そしてその名言を鵜呑みにすることで楽天思考に拍車をかけて自分の成功を遠ざけてしまうのです。他人の言葉を同じような経験をしたことがない人が信じるとそれが「自分の可能性を信じる」ことに結びついてしまいます。なのでそれに気がついた時から「偉人の名言」は見ないようにしています。そしてそうした行動に変えた直後から私のビジネスが良い方向に進むようになりました。なぜなら偉人の錯覚から思考が解放されたからです。