みなさんはお金に関してどれくらい教養がありますか?
お金というものはあなたが生まれた瞬間からにあなたの人生に密接に関係してくるものです。
そして各家庭によって価値観や持っている額の大きさが全く違います。
資産家の家に生まれれば高い生活水準で成長することができます。
しかし、生まれたところが貧しい家庭であれば生活水準はその家庭の収入によって決まってしまいます。
さらに注意しなければいけないことは生まれ育った環境でお金に関する教養の質が違うことです。
貧しい家庭に生まれた私の、今までの経験から学んだお金に関する教養についてご紹介していきたいと思います。
1.正しいお金に関する教養とは何か?
お金の正しい教養とは3つあります。
・お金の稼ぎ方
・お金の使い方
この3つの考え方は非常にシンプルではありますがお金の教養とはこれしかありません。
もちろん実際のお金の運用に必要な情報など様々ありますが全てがこの3つに集約されています。
まず、はじめに言っておきます。
お金を貯めるのにはポイントが2つあります。
それは「貯める期間」と「貯めるのは投資用の種銭」ということです。
お金の教養を学んでこなかった人がまずはじめに犯す間違いは「お金の貯め方」です。
貯めるということは日々そのお金が増えていかなければ「貯める」ということにはなりません。
月収手取りで20万円の人が毎月1万円貯めていけば10年で120万円になっていなければ貯めたということにはなりません。
しかし、実際にお金を貯めたという人はどれくらいいるのでしょうか?
おそらくほとんどの人が途中で挫折しているはずです。
せっかく貯まった貯金を買い物や旅行に使ってしまい、またゼロから貯金を始めます。
これでは何年経ってもお金は十分に貯まることがありません。
なぜならお金の教養がない人がお金を貯めるのには金額や気持ちに限界があるのです。
なので始めは1年で30万円をとりあえず貯めましょう。
そしてそのお金で「お金の教養」を身につけるのです。
お金の教養を身につけるために「お金の学校に通う」「少額投資を経験する」「お金の教養が身につく書籍を買う」などの「自分への投資」をはじめにしましょう。
決してFXで何倍ものレバレッジ取引や仮想通貨などに全額投下などしないようにしましょう。
その時点であなたのお金の教養はリセットされてしまいます。
よくネットでFX自動取引や仮想通貨は実はこれから値上がりするなどのバナーが貼られていますが、絶対に手を出してはいけません。
なぜならこの時点での投資をするあなた自身の根拠が全くないからです。
人から言われた情報やネットで見かけたバナー広告に惑わされてはいけませんよ。
次に「お金の稼ぎ方」です。
答えは「他者の力を借りる」ことです。
貧しい家庭で育った私はお金を稼ぐこととは「汗水流して労働すること」だと教わって育ちました。
しかし、お金をたくさん稼ぐためには一人の労力では満足できるくらいの金額を稼ぎ出すことはできません。
一生懸命働くことは素晴らしいことですがそれが「労働」することはイコールではないのです。
ただ自分の知り得る知識と経験で無意識に「一生懸命働くこと=労働」を結びつけていただけなのです。
本当に必要なことはどれだけ大きな力を他者から借りることができるかということです。
それは投資家であったり銀行であったりビジネスパートナーを納得させられるくらいの努力と知識と経験を養うのです。
お金を稼ぐために必要なこと全てがお金の教養に直結するのです。
たとえば、自分の作った革製品を販売して5年で1億円の利益を生み出そうとしましょう。
まずは1億円の利益を稼ぎ出すための商品を作る必要があります。
この他にも一つ5千円の商品を売るよりも5万円の商品を売った方がパフォーマンスはいいのでその金額に見合ったブランディングや販売するためのマーケティングなどが必要です。
有形商品なので流通も考える必要があります。
広告に関しても今どれが一番効果的なのかを知る必要がありますよね。
このように出資者を集めるためには労働よりもはるかに大変な「学ぶべきこと」があります。
そしてその学ぶべきことを今の仕事の他にやることが「努力」なのです。
当たり前にできる「努力」は今の時代では通用しなくなってきます。
まずはこう言ったお金を稼ぐための教養も必要なのです。
最後に「お金の使い方」です。
結論は「お金は全て投資に使う」ことです。
お金がお金を生み出したとの利益で欲しいものを買ってください。
ほとんどの人がこういった「お金のフィルタ」を通さずにお金を使うのでいつまで経ってもお金がない状態が続くのです。
正直なところこのことに気がつかないまま生涯を終える人だっています。
なので人生を豊かにしたいと思っている人にはお金の教養が必要なのです。
読者のみなさまの中には「人生はお金だけじゃない」と考えている人がいますがそれは「正しい」ことです。
しかし、「お金は人生を豊かにすることに密接に関係している」ことも事実です。
好きな人にプロポーズするために指輪を買ったり、子供に英語やスイミングの習い事をさせたり、家族で温泉に行くときにもお金は必ずかかります。
もっと言えば子供が病気になって手術が必要になった時に多額のお金が必要になることだって想定できます。
生きていれば何かしらの分岐点に立たされることが必ずあります。
そしてそれらのことのほとんどにお金が関係してきます。
なのでお金の教養を身につけていく必要があるのです。
2.お金を大切にするという本当の意味とは?
お金を大切にするという本当の意味は「お金を上手に使うことです」もっと言えば「お金を理論的に使うこと」です。
ほとんどの人が「お金を感情」で使います。
これのバックが欲しい、この車が欲しい、この腕時計が欲しいと思えばきっと財布を開けて1万円札やクレジットカードをお店の人に渡すでしょう。
これがお金の教養のある人とない人の違いなのです。
「お金の使い方」の項目でも書きましたがお金を上手に使う第一のポイントは投資をして得た利益でお金を使うことが原則です。
なぜなら投資で得たお金はあなたが労働をしないで得たお金なのです。
言い換えれば「資産から生まれたお金」なのです。
なので上手にお金を使う人には必ず「自動的にお金を生み出す資産」があるのです。
この事実に気がついた人は既にお金持ちになっています。
気がつかない人や自分を制することができない人はお金がない人なのです。
これも一つのお金に関する教養ではないでしょか。
3.日本ではお金を持つことで妬まれるという事実
日本人は特にお金を持っている人に対して嫉妬をします。
妬む感情が強いのでしょうか?
こういった社会で自分の好きなようにお金を使っていくためには押さえておかなければいけない感情があります。
それは「モノによる承認欲求」と「虚栄心」です。
いい車を買ったら誰かに見せたい、旅行に行ったら旅行の思い出を話したいと思うでしょう。
聞かれたら話せばいいのですがそれ以外は自分から発信することはやめた方がいいです。
私は今まで高級外車や機械式腕時計、海外旅行など様々なことにお金を使い、ことごとく妬まれました。
貧乏人がお金を持つと突発的に大金を使い始めます。
そしてそれを人に見せびらかしたくなります。
これからお金持ちになる人にお伝えします。「人に見せびらかしてもいいことは一つもありません」これはちょっと変わった「お金の教養」です。
4.お金の教養がない投資はギャンブル、お金の教養がある投資は運用
「投資」がお金を増やす最適な方法ですが、教養のない状態では決してチャレンジしてはいけません。
言うなれば「紐なしバンジー」することと変わりません。
必ず投資には「型」というものが存在し不動産や株式の昔からある「投資市場」にはそれに見合った理屈や理論があります。
とても難しいことかもしれませんがまずは「自分が参入したい市場のことを学ぶ」ことから始めましょう。
個人的な話ではありますが、私の知ってる「お金の学校」があります。
ここでは不動産、FX、株式などの投資の勉強ができます。
他のお金の学校と違うところは「物件の売り込みがない」ことです。
多くの「お金の教養講座」は最終的に物件の販売や先物投資の資金集めのために開かれます。
その殆どが利益の出ない売れ残りや博打的な取引です。私が知っているこの学校にはそれがありません。
「お金の教養を養うための学校」なのです。
正直、今の時代こういったキチンとした学校ビジネスをしているがあること自体驚きでしたね。
裏がない学校は日本中を探してもなかなか見つからないものですよ。
最後に
お金の教養を養うためにはたくさんの努力が必要です。
そしてあなた自身が本当にそれを求めているかどうかの判断する方法があります。
それはあなたが自力で30万円貯めた時にわかります。
そのお金を投資に使うのか、好きなものを買ってしまうのかであなたの人生が変わるのです。
「お金の教養とは義務教育では教えてくれない人生において最も重要な科目の一つ」なのです。