人は嘘をつく時に無意識に罪悪感を感じます。
その罪悪感が身振りや表情に表れます。
その一瞬の変化に気がつくことで相手の嘘を見抜き適切な判断ができれば、あなたは人に騙されないようになるでしょう。
嘘の中には相手を想った嘘もありますが、ほとんどは相手を利用したり、自分の思うように動かそうとすることが動機です。
他人の利益のためにあなたが嘘をつかれてまで動く必要はないので今回の記事を参考に相手の行動をじっくり観察してみるのもいいかもしれませんね。
目次
1.嘘をつくときは呼吸が止まる
人は嘘をつく時に罪悪感を感じて、その時に嘘に意識を集中させるために呼吸を整えようとします。
そして一瞬の隙に呼吸が止まることがあります。
何か仕事を任せていてその進捗を確認した時に、相手が一瞬呼吸を止めたならその人は仕事が進んでいないサインかもしれません。
また、恋人に「携帯を見せて」と言った時に、相手の呼吸が止まればやましいことをしている可能性があります。
日常的に簡単に嘘を見抜く方法として「呼吸」を意識してみてください。
きっと隠れた嘘を暴くことができるでしょう。
2.同じフレーズや単語を繰り返す
嘘をつく人はなぜか同じフレーズを反復します。
たとえば「先週の日曜日どこに行ったの?」と聞いた時に、
相手が「先週の日曜日にどこに行ったかって? 先週は◯◯とパチンコに行った」なんて返事が返ってきたら要注意です。
相手は嘘をつくために考える時間をフレーズの反復によって作り出します。
あとは「先週は~~~」など語尾を伸ばすことも怪しいですね。
信頼している相手に嘘をつかれることは悲しいでしょうけれどもこれが現実です。
そのあとはあなたが真相を突き止めるか、嘘だと思って受け流すかは自由です。
3.目の動きに注意してみる
昔から「目は口ほどに物を言う」という言葉があるように人の目は多くのことを語ります。
その代表的な仕草が「まばたき」です。
人は嘘をつく時にまばたきの回数が増えます。
その他に異様に目線を合わせようともしてきます。
嘘からは離れてしまいますが、瞳孔の動きも意味があります。
瞳孔が広がるという動作は「興味のあること」逆に小さくなれば「無関心なこと」という意味もあります。
また、質問に対して答えるを考えている時に仕草で「目線」があります。
確定要素ではないのですが俗説によると嘘を考えているときは「右上」をみて、過去に遡って記憶を辿るときは「左上」をみるようです。
4.やたらと首から上のパーツを触る
人は緊張したり、焦っている時によく首回りや髪の毛を無意識に触ります。
中にはストレスを感じると首回りを触るという人もいますが、どちらにせよ急なストレスを感じた人は首から上のパーツに手が伸びます。
営業マンが質問に困り適当な回答をする時、だいたい首を触ります。
恋人に昨日何をしていたのかを聞いた時に髪に触れ右上をみながら話をします。
中には眉毛を触ったり、唇に手を当てる人もいます。
体験談としては唇に触れながら質問に答える人は大抵、その言葉のどこかに嘘が隠れています。
賢い人は真実の中に嘘を混ぜて話を組み立てます。
言葉だけに注目してしまうと嘘を見逃してしまいますよ。
5.左右の表情が違う
話をしていて片方の降格だけ上がったり下がったりする人をみたことはないですか?
これは発言している言葉と思っていることに違いがあるというサインなのです。
「この服どう?」「似合うと思うよ」(心の中ではイマイチ)と思っていたり、「今日のご飯美味しい?」「うん!美味しいよ」(この味は苦手かも)と思われているかもしれません。
嘘をついている人は無意識の表情なのでよく観察していると見分けがつけられます。
注意は相手を想った言葉に対して表情を読み取って「ほんとは似合わないと思うでしょ!」「ほんとはまずいと想ってるんでしょ!」などと問い詰めてはいけません。
相手はあなたを想って嘘をついていることがあるのですから、表情を読み取るだけにしましょう。
6.必要以上に情報を与えてくる
嘘をつく人が嫌うことはなんだと思いますか?
それは「無言の時間」です。
なので嘘をつく人は必要以上に情報を細かく伝えてきます。
実はパチンコに行っていたのに、一生懸命嘘をつこうとすると一つの質問に事細かに説明をしだします。
他の女性と会っていたことを隠すために、友達の名前やどこで何をしていたなど聞いてもいないことまで話したりもします。
これは嘘からくる焦りを誤魔化そうとする心理からだそうです。
ただし本当の嘘つきはこの逆です。
聞いたことにしか答えない人は本当に嘘が得意な人です。
でもその回答には違和感があります。
必要最低限の回答をしようとする「間」がありそれが違和感になります。
7.足の向きが出口を指している
人との体は正直で無意識のうちに表現されていることはよくあります。
何かを問い詰められている人が自分の危機に直面すると足の向いている方向は出口を向きます。
早くその場から離れたいという心理の表れです。
これは本当に面白いくらい当たります。
私も商談の時に不利な条件を提示した時に相手の足は出口を向いていました。
恋人の関係であればもっと顕著に表れるでしょう。
でも多用しすぎてそこだけに注視してしまうと本当のことがどれなのかがわからなくなりますのでご注意ください。
8.嘘には特定のキーワードがある
嘘をつく時の言葉には「きっかけ」があります。
言い換えると「はい!これから嘘をつきますよ~(これからあなたを騙しますよ~)」の合図です。
それは「まずさぁ」「ぶっちゃけた話」「率直にいうと」「絶対に」など「本当ですよ~」って強調し出した時が注意するタイミングです。
そしてもう一つは嘘をつく時に人は体を前のめりにします。
正直言ってめちゃくちゃわかりやすいです。
あからさまな人は手振りもつけてきます。
ここまでくると超要注意であることは間違いありません。
お金の話やビジネスの場面でこのような人と接触した時には気をつけてくださいね。
9.首の振り方が言っていることと逆
本心は「No」なのに答えは「Yes」と答えなければいけない場面はありませんか?
飲み会に誘われて2件目に行く時や、行きたくないお茶会に誘われた時など本心と言葉が真逆の時にこういった仕草がみえます。
それは「Yes」と答えているのに首は左右に振られている時です。
「全然、大丈夫です!」と言いながら首は左右に「No」と表現しているのです。
本心は「行きたくない」と言っています。
見逃すこともあるかもしれませんが首の動きがはっきりと相手の意思表示をしています。
どうか周りに気を使っていることに気づいてあげてください。
10.嘘ほど否定された時に感情的になる
嘘を否定されると次の手がなくなり、感情で訴える人がいます。
相手の指摘に答えられる言葉が見つからないので最終手段を取る人ですね。
嘘つきでも未熟な人に多いこの態度ですが、単純にこのタイプに人は「面倒臭い人」です。
嘘をついてそれがバレそうになると、感情的に対応してくる人には近づかないほうがいいでしょう。
まとめ
人は1日に200回嘘をつくとまで言われています。
200回までとは言わなくても確実に10回は嘘をついています。
その嘘を毎回、見極めていたら疲れてしまうので要点だけを見極めるようにしましょう。
結構人を観察するのって疲れますからほどほどにしておいてくださいね。