自分では家族を大切にしているつもりでも奥様や子供の目から見ると家庭を蔑ろにしているように思われるのはなぜでしょう。
それはきっとあなたの「家族」に対する考え方がどこか間違っているからです。
家族とはあなた自身の人生を豊かにするために仕事よりも、もっと重要な意味がある存在です。
毎日の生活の中で忘れがちになっている奥様や子供について、もう一度自分の在り方を見つめ直すきっかけにしてください。
1.家族は人生で最も重要な存在であるという認識
人生で重要な人との関係は3つあります。
それは「友人関係」「職場関係」そして最も大切なのが「家族関係」です。
友人関係は付き合う人を変えることができます。
職場関係も仕事を変えれば問題があっても解消できます。
しかし、家族だけはあなたの一生に非常に深く関係してきます。
離婚をすれば問題は解消できるという人もいますが、それは今回の本題とズレてしまうので横に置いておきましょう。
なので最も大切にしなければいけないのが家族関係なのです。
しかし、その関係において特に男性は優先順位を間違えていることがあるのです。
それは仕事と家庭の優先順位の逆転です。
決して仕事中に奥様から呼び出しがあったら家に帰らなければいけないとか、重要な会議があるのに子供のお迎えを優先しなければいけないといった優先順位のことを言っているわけではないのです。
仕事は仕事できちんと働き、帰ってきたら奥様の話をちゃんと聞いたり、子供と一緒にお風呂に入ったり、子供と一緒に宿題をやったりと父として夫としての時間を作れるような生活サイクルを作ることが大切だということです。
これが家族とあなたの人生において最も重要なことなのです。
人がこの世を去るときの後悔の一つに「もっと家族を大切にすれば良かった」と言うことがあります。
2.大切にするという言葉の意味を勘違いしている
家族を大切にするということは一体どういうことでしょう。
身体的・精神的・経済的負担を家族にかけないことでしょうか?
確かにそれも大切です。
しかし、最も大切なのは家庭の中であなた自身が家族と楽しく過ごしているということです。
ストレス抱えて家に帰ってため息をついている時、あなたは楽しいですか?
会社帰りに飲んで帰って酔っ払ってる父を見て子供は楽しいと思いますか?
そうではないですよね。
家族全員が「楽しい」を共有することが「家族を大切にする」ということなのです。
もちろん生きていれば良いこともあれば悪いこともあります。
でも、あなたが作った家庭であればどんな時でも「家族を大切にする」という気持ちは忘れないでください。
あなたと奥様と子供がいて家族なのですからね。
3.男性特有の家族の在り方に問題があるかも?
一昔前は「男は家庭の大黒柱」と言われとにかく男は外で稼いで家族を養えるくらいの経済力を持つことが最優先でした。
しかし、社会の変化により男性一人での経済力では家庭を養えきれない状況になっているのです。
なので昼間に奥様がパートに出て少しでも家計の負担を軽くするために働きに出ているのです。
この段階で負担のバランスが崩れてしまっているのです。
奥様が外に稼ぎに行かなくても良いくらいの経済力であれば問題はないのですが、今は共働きの夫婦が結構います。
そうなった時の家族の役割は男性は外で働きお金を稼ぎ、女性は外で働きお金を稼ぎ、子育てをして、家事もするという構図が出来上がります。これってアンバランスではないですか?
今は昭和ではないので男性も働きながら、家事と育児もやることで夫婦のバランスが取れるのです。
この考え方を基本にしないと必ずどこかで歪みが生まれます。
だから「それは外で頑張って働いて稼いでる」なんて考えは捨てましょう。
なぜならその行動は「家族を持った人間なら当たり前の行動」なのですからね。
しかも自分で選択したことなのですから尚更です。
4.家庭の真実「一家の大黒柱は二本ある」
男性の皆さん、女性がどれだけ有能で働き者であるかわかっていますか?
頭でわかっていても理解をしていない人が結構います。
冷静に思い直してみてください。あ
なたが会社に行っている間に奥様は何をしていると思いますか?
友達と電話で長話、ママ友とランチでおしゃべりだと思いますか?
そいうこともしているかもしれませんが、基本は朝起きて朝食を作り洗濯機を回して子供を幼稚園に送る、部活をやっていればその手伝いや準備もする。
ゴミ捨て、近所付き合い、夕飯の買い物、あなたの食事の準備、家計を助けるパートの仕事、子育て全般などです。
仕事量が半端ないと思いませんか?
それを難なくこなす女性は家庭の大黒柱といっても過言ではないのです。
なので勘違いしてはいけないのがあなただけが家庭を支えているというわけではないということです。
夫婦がそれぞれ役割を果たすことで家庭が成立しているということを忘れないでくださいね。
まとめ
家族を大切にするということは「思う」ことではなく行動をしてそれを表現することでもあります。
もちろんあなたが一生懸命働いていることは承知しています。
しかし、せっかく頑張れるのであれば少し「家族」についての考え方を振り返るのも良いかもしれませんよ。
何度も言いますがあなたにとって「家族」が人生において最も大切にすべき存在なのですからね。