フロー理論・状態とは
簡単にいうと「何かに没頭して楽しんでいる状態」です。
大半の人が経験あることかもしれませんが、ゲームや美味しい食事をしているときは時間を忘れて目の前のことだけに集中しているときってないですか?
何かに夢中になって楽しんでんる時は脳に過剰な負荷がかかっていない状態で集中しています。
それはとても心地よく、ストレスが最小限に抑えられている状態です。
このフロー状態を上手に使うことで圧倒的な生産性を手に入れることができます。
ではどのようにしてフロー状態を作り出せばいいのでしょうか?
ポイントは「感情」です。
たとえば、読書をするときに本は開いて見てはいるけど内容が全く頭に入らないことってないですか?
それは行動と意識にズレがあるからなんです。
文字を見ていても頭の中では月曜日の仕事のことやクレジットカードの支払いのことを考えていたり、なかなか会えない恋人のことを思っていると、最高の状態であるフロー状態になることはできません。
難しい問題やタスクを一旦横に置いて、目の前にあることだけを考えましょう。
1.作業環境を整える
フリーランスや経営者でないと作業環境自体を変えたりはできないですよね。
でも整理をすることは誰でもできることです。
なのであなたはまず、机の上を整理整頓、いるものと入らないものをしっかりと分別するところから始めましょう。
これは視覚効果を利用して自分が一番心地よいと感じる空間を作ることです。
たとえば、溜まっていた伝票を整理したり、同僚からもらって机の中に入れっぱなしのお菓子を処分したり、溜まりに溜まった取引先の名刺を整理したりしましょう。
イメージとしては子供の時に宿題を始める前に、机の上を片付けた経験はないですか?
その考え方と同じです。
作業スペースを一旦整理して、迷いのない状態でいつでも作業が始まられるように準備しましょう。
こうすることで頭の中も整理され、ストレスのない状態に脳をセットしやすくできます。
作業環境を整えることは、誰でもいつでも
2.タスク実行時間を見直す
1.結論:毎朝出社して始めにすることはなんですか?
メールチェックする人もいれば、昨日やる予定だった見積の作成かもしれません。
今の行動で朝一番から集中できな人は、仕事のタスクを実行する時間を見直してみましょう。
理由は簡単です。
今のルーティンで生産性が低いのであれば、処理するタスクの順番を置き換えることです。
なぜなら、人の脳は朝から昼前くらいが一番パフォーマンスが高い時間帯でフロー状態になるために適したタイミングだからです。
メールチェックを朝している人は昼以降に変えて、今月のノルマ達成に必要な道筋を計画したり、木曜日にクライアントにプレゼンをする資料作成などをやりましょう。
人それぞれやることも、仕事への適性も異なるので自分にあった時間の使い方を見直しましょう。
そうすることで、あなたオリジナルのフロー状態の作り方が見つけられますよ。
3.付き合う人を変える
プライベートでもビジネスでも付き合う人はあなたに大きな影響を与えます。
心に負担をかける友人や、仕事の足を引っ張る同僚などから一歩離れて、あなた自身をポジティブにしてくれる人を見つけましょう。
フロー状態に大切なことは「集中」できることです。
入らない心配事やストレスを抱えないようにするためには人間関係を変えることも方法に1つです。
私の同僚はいつも人間関係に悩まされて、集中して仕事ができないことに頭を抱えていました。
一時的なことかもしれませんが、それって本人にとってはとても大きな負担なんです。
そんなある時、同僚は思い切って部署移動をすることで今までの人間関係をリセットしました。
それから間もなくして、彼はメキメキと仕事の成果を出し始めました。
本人に聞くと余計な雑音を無くしたおかげで仕事に集中できるようになったと言っていました。
彼はフロー状態のことは知らなかったようですが、やっていることは、まさにフロー状態を作り上げることをやっていたのです。
4.閲覧サイトのジャンルを変える
休憩時間や就寝前などほとんどの人がスマホでFacebookやtwitterのチェックをしているはずです。
人によっては休日に行くインスタのスポットを調べているかもしれません。
時には人には知られたくないちょっと怪しいサイトなんかもみているかもしれません。
ゴシップニュースで芸能人の噂やイルミナティの情報を探すのも楽しいかもしれないですが、一旦、ブラウザの検索履歴をクリアにして、今までとは違ったジャンルを検索してみることもフロー状態になるために必要なことです。
なぜなら、直接的に自分に関係ない情報を多く取り入れてもプラスにならないですし、フッとした瞬間にそんなどうでもいい情報が頭をよぎると集中の妨げになります。
たとえば、押入れの整理を始めた3分後に卒業アルバムや幼い時の写真を見つけて、本来やるべき押入れの整理に時間がかかったことはないですか?
余計な情報を集めてしまうとこのような現象が起きてしまい、集中するべきことがおろそかになってしまいます。
これはフロー状態になるための弊害になりますので、自分にとって有効なジャンルの検索をするようにしましょう。
5.スマホのアプリを整理する
その場の勢いで購入したアプリや、とりあえずブックマークしたリンクなどで、あなたのスマホは散らかっていませんか?
基本的にフロー状態を作るために有効なことは「整理整頓」です。
机の上やブラウザの整理ができたら、残るはあなたの手に持っているスマホの番です。
最近利用していない、写真加工アプリや、クーポン付きのショップアプリをドンドン削除しましょう。
私も最近、170個入っていたアプリを50個まで整理できました。
なぜスマホのアプリを整理するかというと、多くのビジネスシーンでスマホはツールとして利用されています。
良い環境で仕事をしている途中にスマホを出した時、自分が使いたいアプリが見つけられなかったらそこで集中が途切れてしまいます。
それはフロー状態の終了を意味しているのです。
使いもしないアプリのせいでせっかくのフロー状態が台無しになっては持ったないですよね。
だからスマホの整理は重要なのです。
6.新しいビジネスツールを買ってみる
整理整頓が完了したら次は、フロー状態になるためのきっかけを準備します。
個人ごとに違いはありますが、私の場合はちょっとしたビジネスツールを買うことでその環境を作ることができます。
それは「ボールペン」「手帳」「付箋紙」などちょっとした物で変わります。
ちなみにボールペンはジェットストリームが一番テンションが上がりますね。
こういった少しの変化が、仕事へ取り組むきっかけになるので機会があれば試してみてください。