家庭内でのお金の不満やトラブルはどの家庭でも起きることですよね。
些細なものから離婚問題に発展するものまで様々あります。
今日は特に「共働き」の夫婦におけるお金にまつわるトラブルについて記事をまとめていきたいと思います。
夫婦の収入額の違いや使い方によっても問題の種類が異なりますがどちらにせよお金に関しても夫婦円満であることが理想ですよね。
目次
1.お金の分担方法
例えば旦那さんの月収が23万円で奥様の収入が8万円だった時、生活にかかるお金の支払い分担はどうしますか?
・給与の全額を奥様に渡して家計を管理してもらう、自分がお金が欲しいときはその都度、貰うもしくはお小遣い制にする
収入に余裕がない場合はこのパターンが一般的ではないでしょうか?
しかしここで困ったことはもしご主人に趣味があり、その趣味を奥様が理解していないと趣味で欲しいものがあったときに「なんでそんなものを買うの?」なんて言われかねません。
そうなるとストレスも溜まり趣味に集中できなくなります。
家庭でのストレスが溜まるとそれを発散させるためにそれ以外の場所でストレスを解消しようとします。
それはパチンコなどのギャンブルなのか他の女性なのかはわかりませんが家庭にとっては良いことはないでしょう。
これは逆のパターンでも言えることです。
奥様のストレス発散に旦那さんが口を出すこともやめましょう。
この関係性は本当にストレスが溜まります。
心の中では「趣味くらい好きにやらせて!」と思っています。
お小遣い制にしても突発的に欲しいものができたりもします。
たまにでもいいので快くお金を渡してみてはいかがでしょうか?
そうすれば家庭内でのバランスは快適に保たれますよ。
・支払い項目ごとに夫婦で負担する金額を分担する
この方法は個人的にはオススメしません。
なぜならこのパターンは夫婦ともに収入面で自立をしていないと成り立たない構図だからです。
どちらか一方の収入が減った場合、もう片方がそのお金を負担します。
そうするとそこでお金の貸し借りができてしまい、家庭の中でいらない揉め事の種を作ってしまいます。
そしてそれを管理するといった手間も増えてしまいます。
正直これは面倒なことですよね。
家賃や税金、保険などの主要な支払額が一般的な家庭よりも大幅に低いのであればそれぞれが負担する金額も少ないのでこういった場合には適しているかもしれませんがそうでない場合はあまり好ましくはない分担方法ですね。
・旦那さんの給与を全額生活費に充てて、残ったお金と奥様の給与を家族の貯蓄に充てる
以前相談されたことがあります。
旦那さんは給与全額を奥様に預けていて家計の管理をすべて任せていたのです。
子供の進学の際に通帳を見てみると思っていたよりも貯蓄額がかなり低かったそうです。
奥様にお金の管理能力がなくお金を貯めることができなかったとのことでした。
これをきっかけに夫婦関係は悪化して今も不信感を抱えるといった状況になっているということでした。
ハッキリいってこれはどちらも悪いです。
お金の管理を丸投げした旦那さんも悪いし、それを貯めずに使った奥様も悪いです。
いざお金が必要になったときに「あれ!?お金がない・・・」これは一番やってはいけないことです。
お互いに険悪な関係になり不信感を抱かせる結果になるのでもしこういった方法でお金を管理するのであれば奥様が銀行のキャッシュカードと銀行印、旦那さんが通帳をお互いに持ち、毎月月初か月末に記帳をして確認をするルールがあれば大丈夫です。
その際には支払い口座を複数に分けるのではなく出来るだけ一つにしましょう。
そうしないとお金の流れがわからなくなり、思っていた金額と実際の金額の整合性を確認するのにかなりの手間がかかります。
夫婦の健全な関係を保つためには最低限のお金のルールを設けましょうね。
2.趣味にはいくらお金をかけていいの?
車好きの旦那さんや新し物好きの奥様、人それぞれに趣味があります。
その趣味にいったいいくらまでならお金を費やしてもいいと思いますか?
答えは家族収入の10%が目安でしょう。
月の総収入が30万円であれば使える金額は3万円それを二人で分けて1.5万円ずつもらいましょう。
ここでは収入の多い少ないは考えないほうがいいのです。
なぜなら夫婦とは生計を共にする関係だからそこは平等に半分にしたほうがいいと思います。
もしもっとお金が欲しいと思うのであれば、全体的な収入を増やすために副業をするか給与をアップさせてもらえるように仕事を頑張りましょう。
現状のまま増額を望むようなことはしないほうがいいです。
なぜなら、片方が増額するということはもう一方も増えるということなので家計をダイレクトに圧迫します。
なので収入に見合った趣味を見つけるか、趣味を充実させるために仕事を頑張るかのどちらかにしたほうが賢明ですよ。
3.贅沢をするときはどっちが払う?
記念日や特別な日には贅沢をしたいですよね。
少し奮発したレストランでの食事は普段とは違う楽しい気持ちになりますよね。
でも会計時に夫婦の財布からお金を払ってしまうと現実に戻った時、「この食事代を節約したら壊れていた掃除機が買えたかも?」なんてことが頭をよぎります。
そうなるとなんか気持ちが冷めちゃいませんか?
せっかくの楽しい時間が最後に現実に引き戻されてしまってなんか悲しくなってしまいます。
なので贅沢をする時はそれを企画した側の個人の財布からお金を払うようにしてください。
結婚記念日であれば旦那さん個人の財布から、旦那さんの誕生日であれば奥様の財布からという感じで、最後までその瞬間を楽しめるように工夫しましょう。
4.子供の習い事はいくらまで?
習い事は月の総収入の3~4%が現実的です。
子供には好きなことをやらせたい!
そう思う親心はわかります。
スイミングに通わせたり、英語教室で勉強をさせて将来困らないようにスキルを磨かせたいですよね。
でもそれにはお金がかかります。
子供の習い事ばかりにお金を使ってしまうと家計全体のバランスが崩れてしまいどこかでそのしわ寄せが来てしまいます。
それが旦那さんのお小遣いなのか、毎晩のおかずなのかはその人によって異なりますが、必ず何かを節約するといった場面に直面します。
タイミングが悪ければ夫婦喧嘩の種にもなりますので習い事への予算は慎重に考える必要があります。
どうしても子供に習わせたいことがあって予算オーバーになったらご主人であればタバコを半分に減らすとか、奥様であればご主人にお弁当を作ってあげて毎日の昼食代を節約させるなどの労力と努力で乗り切りましょう。
子供の将来を考えるのであればできないことではないと思います。
5.黙って借金!許せますか?
夫婦のどちらかが黙って借金をしていたらどう思いますか?
ハッキリ言って「離婚問題」まで発展してもおかしくないですよね?
そして何に使ったのかも気になるところです。
「浮気相手」「通販の衝動買い」「ギャンブル」おお金の使い道はたくさんあります。
でもそこに注目するよりも「なぜ借金をする選択をしたのか?」ということが重要です。
お金が必要だった時に渡してもらえなかった、どうしても欲しいものがあったけどこんなことではお金をもらえない、いちいち何にお金を使うのか聞かれるのが嫌だったなど理由は些細なことが多いのですがその些細なことがとても大きな問題になっていきます。
夫婦間でのお金のトラブルは一方に非があることが実は少なく両方に問題があることが結構あります。
なのでもし黙って借金したことが明るみになった時には「なんでそんな状況になったのかを冷静に、そして客観的にお互い(自分自身も含めて)を見直すこと」です。そして一度くらいは許してあげましょう。
「二度目はないから」という言葉と一緒に!