簡単にお金が稼げたら嬉しいですよね。
そんな人の心理を利用した商売って溢れるくらいあるんです。
最近では無料のアプリやサイトを開くと脇に広告が出ていて「一日5分の簡単副業」とか「誰でもスマホで簡単に不労所得」なんて甘いキーワードを頻繁に見ることがあります。
信用しやすい人やお金に困っている人なんかはそんな言葉が目に飛び込むと思わず「クリック」してしまうでしょう。
あなたにはそんな経験はありませんか?
でもその殆どが簡単には望むほどのお金が稼げていないのが事実です。
だってみんなが欲しがっている「お金」が簡単に稼げるなら、みんなその市場に集まりますよね?
でもそうならないということは「そもそも儲からない」か「すでに市場が飽和している」か「市場自体が存在していない」のどれかでしょう。
それでもこういった手口に引っかかりお金を失ったり、傷ついたりする人は後を絶ちません。
今日は「誰でも」「簡単に」「稼げる」という甘い言葉の落とし穴について考えて行きたいと思います。
目次
1.ネットに出てくる「スマホで簡単副業」に引っ掛かる人
結論から言いますね。
この言葉はあなたを稼がせるのではなくあなたを使って儲けるために言葉なのですよ。
ネットを開けば「パソコンが苦手な人の簡単副業」「奥様が1日5分のスマホいじりで旦那の月収抜いちゃった」などと興味をそそる言葉がどこをクリックしても目に入ってきます。
こういった甘い言葉の裏には何が隠されているのでしょうか?
まずインターネットの知識がない人が月に5万円を稼ぐとしたらどういうやり方があると思いますか?
私が思いつく稼ぎ方は「転売」「FX」「株式投資」「仮想通貨」「フリーランスサイトからの受託」くらいな気がします。
このどれもが知識のない人でも始めることはできますがほぼ100%「博打」です。
やることはできるけど稼ぐことはできません。
ではなぜ「スマホで簡単副業」みたいな言葉がネット上をウヨウヨしているのかというと、一つは個人情報の収集のため、もう一つは情報商材を販売したいためなのです。
個人情報は実はあなたの知らないところで売買されています。
業者によって価格は様々ですが一件あたり5円~10円程度のようです。
1万件あれば10万円で取引されます。
ここまで言えるのは私がコールセンターに勤めていた時にモロにこんな営業をかけられたことがあるからです。
もちろんそのお話はお断りしましたが本当にこういったリスト屋という職業は存在します。
そしてもう一つの目的は興味を持った人たちに最終的に「簡単に稼ぐためにはこの知識を持っていれば大丈夫」という触れ込みで5~10万円の教育情報商材を販売するためです。
洗脳された人は思わずクリックして買ってしまうのではないでしょうか?
今ではダウンロード販売ができて原価ゼロなのでより騙されやすい価格設定をしてあなたを待っています。
「簡単にスマホで副業」なんて言葉は無視したほうが身のためです。
2.知り合いからの「稼げる」美味しい話に飛びつく人
これは本当にバカらしい話です。
なぜなら、稼げるならその話を持ってきた本人が独占するでしょう?
でもやらないのは一人ではできない「美味しい話」か「初期費用がかかる話」なのです。
「ネットワークビジネス」「ねずみ講」「MLM」か何かでしょう。
それか単価の高い不動産転売先を探しているとか、宗教法人を買い取ってくれるところを探しているとかなど、話の出所が意味不明な儲け話なのです。
数年前までこんな話を飽きるくらい聞いた経験があります。
もちろん一切その話に興味を持ちませんでした。
なぜなら、そんな儲け話はもっと上の階層で話が行き交う内容なのに一般人にまで話が降りてくるということはそもそも成立しない何かの原因がある儲け話なのです。
実際に高単価不動産の買い手が見つかった時に売買不成立になった原因は抵当権が第三者に存在していたとか、裁判所の差し押さえ物件だったりとかで売買できずに買い手から損害賠償請求されたと聞きました。
努力や特別な人脈がなく人格も人並みの人にはそんな一発逆転の美味しい話なんてこないと思った方がいいでしょうね。
映画のような夢のストーリーを現実に体験したいならそれに見合った何かをあなたが持っている必要がありますからね。
3.マーケティングゼロの自己満足商品を売り出す人
あなたがアクセサリーや陶芸品、加工食品など何かを作る能力があったら周りの人たちは「それ売ったら儲かるよ」ってきっと言います。
もしかしたら売れるかもしれません。
でも9割失敗するでしょう。
それは殆どの人がマーケティングをしないまま市場に商品を投下するからです。
人が欲しがる要素を計算して、購入してくれる人たちにあなたの商品を知ってもらうための告知や情報拡散、一度購入してくれた人たちへのリピートを促す手法などなど一切しないでしょう。
なぜなら、物を作る能力とそれを販売する能力は別物だからです。
わかっていることかもしれませんが、本当にそれでもマーケティングを学ばずにいきなりお金をかけてホームページやパンフレット、包装材やシールを自前で作って商品だけ完成させてしまい。
最終的には売れずに在庫まみれになってしまうのです。
こういう人めちゃくちゃ多いですからね。
そういった人たちの頭の中は「私は他の人たちとは違う」と根拠のない思い込みをすることが大体の原因です。
4.知識がいらない簡単FX投資の罠に見事にハマる人
今この手口すごく流行ってます。
「AIで自動資産運用」「FX売買の自動ツール」「FXは実はすごく簡単」などいろいろです。
引っ掛かる人は「ラクして稼ぎたい人」ですね。
カモがネギ背負ってきた感じで業者の人たちはニコニコしてしまうような人たちです。
こういった商材の販売は最近、FX学習教室というようなセリフでSNSで無料説明会の案内を出して参加希望者が集まると近くのレンタルスペースを借りて10~20人規模で説明会を開催します。
その説明会の後に1対1で学習商材や自動管理ツールを販売していきます。
実際の何もわからずその説明会に参加しましたが、1対1の時のクロージングのプレッシャーは凄まじかったですね。
「お金欲しくないですか?」「今の生き方に満足しているのですか?」こんなことをズケズケ言われて「買うというまで」優しい口調で詰め寄られます。
私は「ラクに稼ぐお金ほど再現性がなく価値のない行為」といってはっきりと断りました。
冷静に考えれば、FXを自動で売買させて利益を生み出せるようなツールであれば一個人ではなく「国」自体が動く規模の話ですよね。
5.不動産の無駄な運用で後悔する人
面倒なのは嫌だけど土地はあるし、お金にも切迫していないから「大家さん」になってみようかなって人は「不動産投資の勉強をしてください」じゃないとなかりの額を失いますよ。
運用単価の高い不動産を第三者に任せて10年間の家賃保証だとか一括借り上げがあるからという理由で物件オーナーを始めるといいように業者にお金を吸い取られます。
これに見事に引っかかる人は「お金のある面倒くさがり」「なんでも人のせいにする金持ち」「親の財産で生きている人」などですね。
こういった人たちはお金をかければなんとかなると思って、業者の話をほとんど聞かずに契約を交わして数年後に業者と揉めます。
そしてそういった人ほど不動産運用の学習をしていないのです。
先ほども言いましたが高単価でリスクを下げながら資産を運用したいのであれば、運用を始める前にまずは「学習」することです。
東京都内や関東近郊に住んでいる人であればオススメの学校があります。
それは日本ファイナンシャルアカデミーというところです。
ここに在籍している先生は実際に自分で投資をして実績を出している人たちが勢ぞろいしていて、話の根拠が確実にあるのです。
そして授業の内容も初心者でもわかる話し方で尚且つ実践的な内容で教えてくれます。
正直、日本の中では3本の指に数えられる良質なお金の学校だと思います。
無料体験もあるようなので一度参加してみたらどうでしょうか?