目の前に突如現れたビジネスチャンス!
今始めなければ儲けることはできない時!
そんな時に資金がないと何も始められません。
今日はそんなビジネスチャンスを掴むために必要な資金調達の選択肢をご紹介します。
私自身も資金調達に悩んだ時期もありあれこれ試行錯誤しました。
そんな苦労をみなさんがしないために記事を書かせてもらいます。
1.日本政策金融公庫や金融機関
資金を調達するとなったらまず初めに思いつくのは「借入」です。
個人の借入の場合、金利は年間約5%から18%となっており借入額が多いほど金利のパーセントは低くなるのが一般的です。
しかし、この年間約5%から18%は非常に高い金利です。
極力個人での借入はせずに法人として借入をすることをオススメします。
なぜなら個人借入の場合、借入規約の中に事業資金としての利用を禁止している場合があるからです。
もし返済が滞ったり、破産手続きをするようなことがあった場合に厄介なことになります。
では法人で借入をするときに比較的借りやすいのはどこかというと、個人的にはまず「日本政策金融公庫」かと思います。
いわゆる国金には年齢や性別など様々な条件により金利優遇や返済据置期間などが設定されており、新しく起業する人や再チャレンジをする人には充実したプランが用意されているからです。
実際に私の友人が株式会社を設立したときに借入できたのは初回で1,200万円ほど融資を受けられたこともあります。
もし国金で審査が通らなかったとしても住んでいる地域の信用金庫に行ってみましょう。
担当者によては審査前に事前に事業計画書をみて不安な点などを教えてくれる場合もありますし、ほとんどの場合、担当者はすごく親切です。
(私の経験上ですが)反対に都市銀行や地方の大手銀行は事業についてシビアにみられる傾向があり審査の前に断られることもありました。
そして最大の注意点は借入の代表者に個人的な借金がない方がいいでしょう。
また極力無担保での借入が理想です。ビジネスが100%成功する保証はないので最大限にリスクを減らすことも考える必要があります。
参考サイト:日本政策金融公庫(https://www.jfc.go.jp/)
2.ベンチャーキャピタル(VC)
ベンチャーキャピタル(VC)とはハイリターンが望めるビジネスに対して投資をする投資会社このとです。
このベンチャーキャピタルは「未上場企業に投資して上場した際の株式売却益を得る」ビジネスなのでただ単にお金をくれるわけではありません。
そして投下される金額自体も億単位の場合があります。
なのでベンチャーキャピタルの担当者も非常にビジネンス感度に長けていてビジネスプランに隙があるとどんどん突っ込まれます。
なぜならベンチャーキャピタルは銀行と違い「融資」ではなく「出資」だからです。
「出資」ということは返済という考えはありません。
しかし、会社が急成長したり上場した場合は株式を売却し資金を回収されます。
でもその段階までくればきっとあなたはお金持ちになっているので大きな問題ではないでしょう。
注意点は事業が軌道に乗った後も株式買取請求を迫られたり経営に干渉されることもあります。でも仕方ないですよね。
多額の資金を投入したわけですからその分口は出されるでしょうね。
参考サイト:スタートアップリスト(https://www.startuplist.jp/)
3.親、親戚からの借入
私が一番オススメしない資金調達手段です。
理由は2つあります。
1つ目はビジネスに無縁の親や親戚に起業の話をしても初めに倒産した場合のことを心配されます。
そしてICTやネット関連のビジネスだった場合、それ自体を理解してもらうことが難しいのです。
2つ目は万が一事業が失敗したときに家族間の関係がおかしくなります。
いくら家族や親戚でもお金が絡むと話は別です。
逆に成功しても同様です。昔、こう言われたことがあります。
それは「身近な人間を納得させられないビジネスは成功しない」と、でもこれは大きな間違いです。
親や親戚間での小さなマーケットで普通は商売をしません。
ましてやターゲットも全然違うところを狙っていればこの言葉は当てはまりません。
一理はあるかもしれませんがほとんどは間違っていることが多いのです。
そしてビジネスの全責任はあなたにあります。
誰からお金を借りどのように使うかによってもビジネスの結果は異なります。つまり覚悟が必要ということですね。
4.エンジェル投資家(ビジネスエンジェル)
このエンジェル投資家とは親や親戚とベンチャーキャピタルの間くらいに位置しており、親・親戚から借入できる額は平均数十万円~数百万円、ベンチャーキャピタルであれば億単位の出資になります。
エンジェル投資の場合はその中間くらいで数百万円~数千万円の出資を受けることができます。
日本ではグッドエンジェルというマッチングサイトもあり最近ではこのエンジェル投資という考え方も日本で浸透してきています。
私はこのエンジェル投資を受けたことがないのであくまで予想ですが個人間の投資の色が強いので経営介入は結構キツめにありそうだなぁと感じています。
しかし、ベンチャーキャピタルよりも資金は集めやすく特に急成長の見込めるスタートアップ企業にはちょうどいいかもしれませんね。
参考サイト:グッドエンジェル(http://angel.good-hills.co.jp/)
5.クラウドファンディング
主にスタートアップ企業や地域活性化をしたいという団体が個人からの資金調達をする方法の一つです。
あらかじめ調達目標額の設定と出資者へのリターンを提示して出資を募ります。
目標額を達成したら出資金をもとにビジネスを始められます。
また目標額に至らなくても出資金をもらうことができるなどプランは様々です。
日本で有名なところでは「CAMPFIRE」「Makuake」などがあります。
事前にビジネスの将来性や企画などを担当者が精査しクラウドファンディングにかけられます。
最近では芸能人や著名人がクラウドファンディングを利用していますが有名であれば資金が調達できるわけではなく、あくまでそのビジネスや企画に対しての内容が重要視されるようです。
もしチャレンジされるのであれば企画を熟考し、収益ロジックや展開ストーリーなども考える必要があるかと思います。
私としては「個人」から出資を募る方法が一番難しいような気がします。
参考サイト:CAMPFIRE(https://camp-fire.jp/)
参考サイト:Makuake(https://www.makuake.com/)